RB25DE(NEO)@ER34 25GTのプラグ交換

!!caution!! RB25DETの人は,「構造が全く違います」 同じ手順は踏まないでください !!caution!!

知りたいコトはただひとつ プラグ交換の手順ッ!
というわけで,湾スレとふたばは観察してます(w

なんでこんなに面倒くさいんだ?
 ごく有名な話で,RB25DE(T)のプラグ交換は面倒くさい,交換工賃もボッタクリ,というのを聞く。理由は簡単で,いわゆるインテーク系の配管を全て外さなければならない,という理由があるから。ひどいときには冷却水まで抜かないといけないという恐ろしい作業工程のRB25DEのプラグ交換を,実際にやってみた。もちろん作業に当たっての工具は持っていることが前提の説明になるので,注意すること。なお,自分はきちんと整備書を持っているので,わからないことはメールかBBSにて。

作業内容
 作業内容は至って簡単。プラグ交換するだけ。確かにプラグ交換するだけなら簡単なんだが,そこがそこらの4気筒エンジンとは違うところ。とにかく外さなきゃいけないものがいっぱいある。整備書の内容にしたがって簡単に列記しておくと,
  1. ストラットタワーバー(付いてる車体のみ)
  2. エンジンカバー
  3. スロットルワイヤー
  4. エアダクト
  5. 電装配線
  6. ロッカーカバー間ブローバイホース
  7. 冷却水経路エア抜きバルブへ繋がるウォーターチューブ
  8. インテークマニホールド(アッパー)
  9. キャニスターバージコントロールバルブ及び各配管
  10. バキュームギャラリー及び各配管
  11. プラグオーナメント
  12. ダイレクトイグニッションコイル
  13. 晴れてプラグと御対面
 このとおり,すさまじい数のパーツを外さなければならない。4気筒FFデスビとかだったら,エンジンカバー外してプラグケーブル抜いて,プラグと御対面〜♪なのに,この違い。恐ろしいですよ?マジで。っつーことで,ここからは整備書の内容と照らし合わせて外すことにしていく。あ,ちなみに,組み立てるときは逆の手順なので。
実際に外す
 っつー事で,実際の作業。上記の物を順番に外していく。なので,順番に列記。図も交えながら適当にやっていくか。
前提条件:
全体図-分解前(画像)
整備書-インマニコレクタのみ(画像)
  1.  まずはエンジンカバー

     とりわけ難しい作業ではないので,適当に外しちゃうように。10mmかなんかのラチェットで適当に外れる。ボルトが3つにナットが1つという不思議な構成は,余り気にしないように(w


  2.  ストラットタワーバー

    カバーとストラットタワーバー

     えと,付いてる車にしかない物体。外すことに対してのリスクは「ショックがフリーになる」ということだけど,接地してる状態ならショックが外れるわけではないので,余り気にせずに外す。ボルトは結構硬いので,スピンナーハンドルとか使用しながら外すように。締め付けトルクは40-53/4.0-5.5(N-m/kg-m)。それほど強大なトルクじゃないけど,意外と力使います。固着してることもあるので注意。
     ほかにもアクセルワイヤーを固定させておくブラケットが付いているので,そいつも外す。爪で留まっているので,浮かせながら外すように。間違っても割らないようにね。プラ部品なので。


  3.  ロッカーアーム間ブローバイホース

    ブローバイホースの解説fig.1

     これも別に難しいことは無い。ただ,ホースバンドに使われてるバネが結構硬いので,ペンチ類で挟んで,しっかりと広げて外すこと。ホース自体に弾力があるため,片方外すだけでも結構苦労するかも。思いっきり変形する勢いで引っこ抜くように。


  4.  エア抜きバルブ用,アイドル負圧ウォーターチューブ&負圧系配管

    IAAまわりの配管fig.2
    コレクタ間の配管fig.3
    バキュームコレクタの配管fig.4
    キャニスターの配管fig.5

     別に無理に外さなくても良い,とは書いてあるんだけど,実際インマニコレクタアッパを外すとなると,全部取り払った方がよさげ。っていうか,今回の作業の場合,スロットルの洗浄も兼ねていたので,全部外した方が早かった,というのもある。それぞれのチューブはバンドで留められているけど,かなり硬いので注意。


  5.  サージタンクと電装コネクタを外す

    サージタンク周りfig.6

     サージタンクに取り付けられているネジを外さないと,エアダクトのネジを緩めても外すことが出来ないので,注意して外す。+ドライバーで取れるようになっているが,6角できちんと取った方が良いみたい。下手にやると頭をナメる。ついでに,電装のコネクタも外しておく。コネクタは爪があって,それを押しながら引っこ抜く。結構硬いかも。


  6.  スロットルワイヤーとブラケット,キャニスターパージコントロールのブラケット

     ちょっと特殊な知恵の輪状態。スロットルを開きながらタイコ部分を回転させて,上部の切欠きからワイヤーをくぐらせて外す。文字で書くと何がなんだかわからん(w とりあえずスロットル開閉してみて,どうやって外せば良いのか試してみるべし。ブラケットはそのまま。ボルトで締めてあるので外しておく。ただし,「ブラケットの土台ごと外す」のであって,「ワイヤーをブラケットから外す」ととんでもないことになるので,注意。スロットルの遊び調整をしないといけなくなる。
     キャニスターパージの方は,ボルト1本で留まってるので,適当に外しておく。


  7.  インテークマニホールドコレクターアッパーの取り外し

    インマニコレクタアッパー周りfig.7

     メインディッシュとなる,コレクターアッパーの取り外し。かなり厄介なところにボルトがあるため,がんばって外すしかない。ちなみに取り付け順序と取り付けトルクはきちんと管理すること。取り付けるときは要注意。外すときは何も考えずに黙々と外す。そんなに難しくは無いが...
     これが外れると,ユニット丸ごとごっそりと外れるので,綺麗な床に安定させて置いておく。まぁ,適当でも良いけど,壊れても知らないから(w
     外れると,こんな感じになる↓

    コレクタASSY

     外すとコレクタユニットのところに大穴が開くので,ココに湿った雑巾をかぶせておく。埃が入らないための処置。別に開けっ放しでも良いけどね。バルブに異物詰まったら,オジャンなので。
     どうでもいいが,ココまで外すと解ると思うんだけど,いわゆる「簡易スロットル洗浄」のような,パイピングから洗浄液を飛ばす方法は,ここのコレクタに「液が溜まってしまう」という大問題を孕んでいるため,やらない方が無難というのは有名な話。


  8.  オーナメントとバキュームコレクターの取り外し

    オーナメントの取り外しfig.8

     オーナメント上部にバキュームコレクターが+ネジ4本で留まっているので,ソレを外す。ただし,ネジをなくさないように注意する。下に落としたりすると非常に厄介なので(w かなり手の入れにくい場所なので,がんばって取るしかない。
     オーナメントを取り付けているネジをトルクスビットで取り外す。サイズはきちんと合ってるものを使用すること。変なの使うと,頭をナメて,2度と取れなくなる(冗談 ちなみに,オーナメントの運転席側に電装の配線を束ねるためのブラケットが「プラスチックの爪」で留まっているので,オーナメントが外れたら,少し持ち上げてその爪をオーナメントの裏から外してやる。これを外さないと,オーナメントが取れない。
     ちなみに外れるとこんな感じ↓

    オーナメント取っ払い


  9.  ダイレクトイグニッションの取り外し

    ダイレクトいぐにっちょん!

     っつーことで,ER34のトラブル原因の一つと言われるダイレクトイグニッションを取り外す。まずは,コイルについているカプラを全て外す。スロポジセンサのところで使われているようなコネクタなので,簡単に取り外せる。が,あまり力入れて断線させないように。これが切れると厄介ですな。
     ソレが終わったら,それぞれのコイルに付けられている2本のボルトを外していく。6気筒あるから大変。あと,ボルトは落とさないように。つか,この作業全般に言えることなんだけど,パーツは落とさないように。拾うのが大変だから。
     外れると↓みたいな感じになる。おぉ,プラグが見えてるぞ。

    輝くヘッド部分。


  10.  プラグの交換。あとは適当に組み付け

     今回自分が使用したのは,NGKのイリジウムプラグ。MAXシリーズ。別に意味は無いけど,何となくロングライフにしておきたかったので。プラグの締め付けはトルクがあるんだけど,プラグのパッケージ裏に「新品を付けるときは,座金があたってから1/2回転〜2/3回転させること」とあるので,それで十分。実際,管理トルクは20〜29/2.0〜3.0(N-m/kg-m)となっているが,その回転分締め付けると,約22N-mになるので,問題なし。
     固着防止のために,アンチシーズとかも塗っておくと,後々便利かも。結構重要かな。圧縮も少し高くなるらしいので。うちは,PCのCPUにつけるシリコングリスを適当に塗っておいたが(ぉぃ

     作業はこれで終了。あとは組み付けなんだけど,コレクタアッパーのASSYを取り付けるときの6本のボルトは,くれぐれもトルク管理に注意すること。へんなトルクが掛かってると,マジで鋳鉄が割れてしまうので。まぁ,よっぽどのクラッシャーじゃない限りは大丈夫だと思うけどね。
     他にも冷却水が少し漏れてしまうので,それの補充とエア抜きバルブからのエア抜きをしておくこと。いや,俺はやらなくても済みましたが(w 全然問題なかった。

おまけ−スロットルの洗浄
 アッパーを取り外したついでに,スロットルがむき出しになるため,soft99のキャブジェットを使ってスロットルの中をごっそり綺麗にしてやる,というのも手かも,と思って,今回はIAAユニットも取り外して洗浄してみた。実際に中を見たら凄い汚れが詰まっていたので,効果ありそうな予感。ちなみに汚れの具合は↓こんな感じ@38,000キロ時点

スロットル閉じる

スロットル少し開く

 見てもらうと解るが,凄いことになってる。4万キロ程度でこの汚れか!と言いたい状況なのだが,まぁ吹き返しがあったりするから,その辺りの兼ね合いかもなぁ。可変バルタイって,意外とシビアだろうね。特にホンダとか(w

 で,実際に掃除するのは,IAAを外してから。またの名をAACバルブとも言うけど,いわゆるソレノイドが自動的にアイドリングのレベルを調整してくれる場所。もちろん,穴が開いていてそこに空気が流れるので,ひたすら汚れる。凄い汚れる。あけるとびっくりするぐらい汚れてる。アイドル不安定な人は,ここを掃除しましょう。外す場所は↓のボルト。

AACバルブ

 掃除すると凄い勢いで汚れが流れてくる。新聞紙とか引いて汚れを確認すると,凄いことになってた。なんじゃこりゃ。ココまで汚れるものなのか。墨汁こぼしたような液体が垂れてきて,すげーあせった。

ありえない汚れだ...

 ちなみにIAAユニットの取り付けトルクは整備書のとおり。きちんと取り付けておきましょう。まぁあんまり気にする場所でもないけど。とにかく,綺麗さっぱりしたら,きちんと組み付けてきちんと動くことを確認すること。エアコンとか動かして,アイドルアップが行われるのを確認すること。

 これやった後に組み付けたら,うちの車はアイドルが100rpmほど増えた... そんなに汚れてたのかよ。まぁ,アイドルは押さえつけて置きましたが。700rpmぐらい?


ということで作業終了。わかんないことあったら,BBSか,メールにて。
一応ね,ブログの方も覗いといてよ。